誘う口実が見つからない【ちか】との出会い 其の二

誘えない男性


ちかちゃんと僕は、びっくりするぐらい相性が良かった。
どっちとも猫好きで、アニメが好きで、一人暮らしである。

住んでるところも、仕事しているところも、
徒歩10~15分で着くぐらいのベストマッチ!

ペアーズのメッセのやりとりでは仲良くなったけど、
実は、大きな問題があった。それが、

「メッセでは仲良くなったけど、
実際に会う口実が見つけられない!!!」


ということだった。

正直、こんなにいい感じになったんだったら、
変なふうに誘って、関係を壊したくなんてない。

どうしよう。。。
なんて思いながらも、僕は早速、織田くんに電話してた。



僕:   「織田くん、織田くん、ペアーズで、
      めっちゃいい子とつながったんだよ。」


     「すごく趣味が合うわけ。向こうもアニヲタで、猫好きで、
      住んでるところも、めっちゃ近いんだよ!」


     「これ、絶対彼女フラグ立ってるってば!」

織田くん:「おーいいじゃん!ひでよし!んで?もう告ったの??(笑)」

さすがの織田くん、気が早い(笑)
彼のフットワークの軽さはいつも見習わないとなぁ。ッて思う。

だけど、今の僕はまだまだ恋愛修行中!
告白どころか、どうやって会おうか考えているぐらいなんだ。

僕:   「いや、それがさ、メッセでは盛り上がるんだけど、
      実際に誘うのって、結構勇気がいるんだよね。」


     「メッセだけで十分盛り上がっちゃって、
      なんだか、切り出しにくいっていうかなんというか・・・」


     「織田くんって、こういう時ってどうしてるの??」

織田くん:「え?ひでよしまだあってないの?ひでよしらしいなぁ~。
      ま、いいや。ひでよし、その子とは趣味が合うんだろ?」


僕:   「んん。まぁ、そうだけど・・・。」

織田くん:「オッケー、ひでよし、じゃあ、いいことおしえてやるよ。
      いい?それはな、趣味が合う子は“プチレアに誘え!”だ。」


ぷちれあ??なんのことだ?

織田くん:「趣味が合う子とはね、ちょっとだけレアな
      体験をできる場所に連れて行けばいいんだよ。」


     「例えば音楽好きだったら、ライブとか、
      ドラマ好きだったらロケ地とか」


僕:   「え?? でもさ、アニメの場所ってあんまなくない?
      アニメイトとかまんだらけで初対面っていうのも、変だし・・・」


それを聞いた織田くんは、
いつものように得意気に恋愛術を語り始めた・・・




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